その他FG

グリーンラベル(白ラベル)
1972年6月赤ラベルからモデルチェンジをした新FGシリーズ。モデル数が多く最終的に赤ラベルのほぼ倍の19機種(+輸出専用機が確認されているだけで4機種)を発売
基本のボディ構造などはほぼ変わりないがヘッドが先細りになりトラストロッドカバーが白縁取りの茶色セルロイドになった。高級機種が増えて初のエレアコも発売。輸出専用機も多々あるがカタログが残っていない。(輸出専用機FG-45、FG-75、FG-110E、FG-180、FG-300発売時期不明)

1972年6月
フォークボディFG-130、FG-170、FG-250、FG-340、FG-440
ウェスタンボディFG-160、FG-200、FG-240、FG-260(12弦)、FG-280、FG-360、FG-450

FG-160
FG-200
FG-240
FG-280

1972年7月
FG-350E(エレアコ)、FG-580、FG-630(12弦)、FG-700

1972年12月
FG-600S(アジャスタブルブリッジ、サンバースト)、FG-850、FG-1000

74年7月
グリーンラベル廃止。ブラックラベル開始

ブラックラベル
74年7月に発売。外見はグリーンラベルとほぼ変わらない、違いはトラストロッドカバーが黒色に、ピックガードがべっこう模様セルロイドから黒に変更されたくらい。輸出専用機はないがさらに機種が増え25機種になった。ブラックラベルからボディ型のフォーク(FS)とウェスタン、ジャンボ(FG)がモデル名でわかるようになる。(フォークは末にFがつく)75年11月に終了
(カタログにはない輸出専用機を発見、FG-295S、マホガニーボディのハミングバードのような外見)

FG-200J
FG-250J
FG-300J
FG-350J

1974年7月
フォークボディのFG-150F、FG-200F、FG-250F、FG-350F、FG-500F
ウェスタンボディのFG-150J、FG-180J、FG-200J、FG-250J、FG-300J、FG-350J、FG-400J、FG-500J、FG-400W、FG-450E(エレアコ)、FG-700S、FG-12-300(12弦)
ジャンボボディのFG-600J、FG-800J、FG-1000J、FG-1200J、FG-12-800(12弦)が一気に発売。

1974年11月
フォークボディのFG-120F発売
1974年12月ウェスタンボディのFG-1200S、FG-1200SNが発売、二機種は色が違うだけで後にL-12S、L-12SNに名前を変更する。(この時ヘッドが先細りになる)
75年11月
ブラックラベル廃止。オレンジラベルが開始。

オレンジラベル
1975年11月オレンジラベルの前期モデルが発売。1/2モデルとも呼ばれ品番の末尾に1か2がつき1はウエスタンボディ、2がフォークボディと別れ、最初の2桁が価格を表している。
ジャンボボディが廃止され、ヘッドが先広がりYAMAHAロゴに戻り、トラストロッドカバーが長い三角形の木製に変更。ピックピックガードが細くなりブリッジのデザインも変更。このラベルから高価格帯がなくなり音もいまいちになっていく。(高価格帯はLシリーズに移行)

1978年12月
オレンジラベルの後期モデル1/2Bモデルが発売(末尾に1Bか2Bがつく)
ボディ型のウエスタンが廃止されヤマハ・ドレッドノートになる。トラストロッドカバーが短い三角形ダークブラウンプラスチックになりブリッジとピックガードが若干変更

1975年11月
FG-151、FG-201、FG-251、FG-301、FG-351、FG-401、FG-401W、FG-12-301(ウエスタンボディ)
FG-122、FG-152、FG-202、FG-252、FG-302、FG-402(フォークボディ)発売

1978年12月
オレンジラベルの後期モデルのFG-151B、FG-201B、FG-251B、FG-301B、FG-351B、FG-401B、FG-401WB、FG-12-301B(ヤマハ・ドレッドノート)
FG-152B、FG-202B、FG-252B、FG-302B、FG-402B(フォークボディ)発売

1980年12月
オレンジラベル廃止。ベージュラベル開始

ベージュラベル
1980年12月に発売し品番の末尾にD、2D、S、M、2Cなどがつきモデルが沢山ありセミジャンボボディも発売された。

1980年12月
FG-200D、FG-250D、FG-300D、FG-350D、FG-400D、FG-300S、FG-400S、FG-500S、FG-12-250、FG-12-350(ヤマハ・ドレッドノート)
FG-202D、FG-252D、FG-302D(フォークボディ)
FG-303、FG-403(セミジャンボボディ)
FG-303E、FG-300DE(エレアコ)発売

1982年8月
FX-170が限定発売同年12月まで発売。この機種からFGの生産拠点が台湾の高雄工場になる。

1982年9月
FG-250M、FG-300M、FG-400M発売

1983年11月
FX-170A発売

1983年12月
FG-252C、FG-302C、FG-402C、FG-380BE、FG-380GR、FG-380WR発売。

色がめずらしいFG-380GR

1986年3月
ベージュラベル廃止。アイボリーラベル開始

アイボリーラベル
1986年3月に発売。700モデルシリーズと呼ばれこのモデルからフォークボディがFSになる。ヘッドにはバードインレイがあり通称ハトのFGとも呼ばれている。 よく知られているがこの時発売したFG-730STは岩沢さんが初めて買った今でも愛用しているギターです。

1986年3月
FG-718、FG-720、FG-725、FG-730、FG-730TB、FG-735、FG-735VS、FG-735-12、FG-740、FG-730S、FG-730ST、FG-740S、FS-620、FS-630発売。

FG-720

その後アイボリーラベルは1989年5月に4Aモデル、1993年10月に4-1モデル、1998年4月に4-2モデル、2001年10月に4-3モデルなどを出すが使用木材もほとんど同じで形に特徴もない。今は廃止してしまったがボディに竹材を使用したFG-B1N、FGX-B1Nが特徴的で一時話題になった。